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レジェンズ・オブ・コズミック・ジャズ・ファンク・ペーパー・スリーヴ・コレクション - BMG JAPAN
2005年12月21日発売、 各¥2,100(税込)
70年代のジャズ/クロスオーヴァー・シーンが生み出した伝説のコズミック・サウンドが蘇る!!
スピリチュアル・ジャズをベースに、ファンク、ニュー・ソウルのエッセンスを取り入れ、エレクトリックなテクノロジーを導入したコズミック・ジャズの代表的名盤10タイトルが紙ジャケット仕様初回限定盤で一挙発売決定!!
世界初CD化3タイトル、国内初CD化2タイトルを含むいずれもがレア・グルーヴ・クラシックとして名高いダンサブルな傑作!!

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ラリー・ヤング / ラリー・ヤングズ・フューエル
(オリジナル発売年:1975年)

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ラリー・ヤング / スペースボール
1940年10月7日ニュージャージー州ニューアークに生まれ、1978年3月30日、ニューヨークで37歳という若さながらこの世を去ってしまった、ラリー・ヤングの実質的なラスト・アルバム('77)。 さすがに前作でのファンク全開には行き過ぎを感じたのか、それとも自己の運命を悟ったのか、ここでは癒しにも通ずる優しいシンセの音色や、コズミック・ボッサ・テイスト溢れる楽曲2も収められているが、ホーンやコーラスを加えながらも、本来のオルガン・プレイをフィーチャーした3のような長尺のコズミック・ファンク・ナンバーもあり、とてもバランス感覚溢れる作品に仕上がっている。(オリジナル発売年:1976年)

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ウェルドン・アーヴィン / コズミック・ヴォルテックス
ファンキーなヴォーカルをフィーチャーしたり、ここで初めて投入したクラヴィネットを弾き倒してブギー・テイストも注入するなど、”コズミック”・サウンドとポップさの融合=フュージョンを産み出した独自の世界観とグル−ヴ感に圧倒される作品。 すでに完成度も高く、他には無いワン・アンド・オンリーなジャズ・ファンク・アルバムを完成させた。テンション高いトラックがあったり、まるでTV番組のエンディングを想像させる6など癒し系のトラックが収録され、作品全体のバランスもgood。近年USで再発LP盤が出ていたが待望の世界初CD化。 凄く奇怪なジャケットで、RCA移籍第1弾となる作品。(オリジナル発売年:1974年)

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ウェルドン・アーヴィン / スピリット・マン
90年代のUSヒップホップ・シーンを創り上げてきた最重要グループ=ア・トライブ・コールド・クエストがサンプリングした、初期レア・グルーヴ・クラシック1「ウィ・ゲッティン・ダウン」収録で有名なアルバム。 パーカッションのラテン・リズムに、ウェルドンが、アープ・オディッセイ(70年代に普及した革命的シンセサイザーの名称)を操り反復するベ−ス・ラインをなぞりながら、フェンダー・ローズ(エレクトリック・ピアノ)も弾き、その上にストリングスやコーラスが絶妙に絡むという、この傑作曲は、最近フランス版MADLIBともいえるアーティスト=Delaによる素晴らしいカヴァーで、最注目されている。 他にも5など、同様にア−プを使用した70年代中盤らしいアフロ・ジャズ・ファンクも収録され、STRATA-EASTやBLACK JAZZレーベル好きなブラック・ジャズ・ファンも十分に堪能できるアイテムといえる。 試行錯誤したコズミック・スタイルが開花したRCA移籍後第2作目。(オリジナル発売年:1975年)

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ウェルドン・アーヴィン / シンバッド
傑作『SPIRIT MAN』に続く、さらに聴きやすくてポップなニュー・ソウル風のRCA移籍後3作目。 ここではスティーヴィー・ワンダーの2とマーヴィン・ゲイの3といった有名曲のカヴァーを収録。スティーヴ・ガッド、リチャード・ティーなど後にスタッフとなるメンバーやブレッカー・ブラザーズをゲストに迎え陽気なサウンドを展開した好カヴァーになっている。 このアルバムのハイライトはやはり4の「I LOVE YOU」 と6の「MUSIC IS THE KEY」 に尽きる。前者は最近ではアズ・ワンことカーク・ディジョージオもカヴァーしていたり、90年代はフリーソウル・クラシックの大人気曲であったが、これがオリジナル。 初めて僚友ドン・ブラックマンが作曲とヴォーカルで参加してミッド・テンポでメロディアスなニュー・ソウルの名曲になった。 そして後者はリズムとベースとエレピが印象的でスローなヴォーカル・チューンで、これもブラックマンがヴォーカルで参加。アーヴィンとくればこの曲!と言われる超有名な永遠のフリーソウル・ナンバー。(オリジナル発売年:1976年)

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ロニー・リストン・スミス / アストラル・トラヴェリング(星体遊泳)
ピアニスト/キーボード奏者として一流のジャズ・ミュージシャンたちのサイドマンを勤めたロニーが、32歳になってからリーダーとしてリリースした1stアルバム(73)。 彼は共演者であったファラオ・サンダースに、ジョン・コルトレーンとマッコイ・タイナーからの影響を伝授され、精神的なものとその情熱を全てこの作品に注入したといわれる。 ソプラノ&テナー・サックス、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、タブラによるバンド編成で、ロニーの志向するスピリチュアルで宇宙的なサウンドが余すところ無く反映されている。 1のように穏やかなものもあれば、4のようにアルバート・アイラーか後期のコルトレーンのようなサックスによる、不協和で力強い叫びの入ったトラックも収録。(オリジナル発売年:1973年)

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ロニー・リストン・スミス / コズミック・ファンク(宇宙渦動)
マスター・オブ・クロスオーバー・ジャズ/ファンクのキーボード奏者/ピアニスト、ロニーによる2ndアルバム。タイトルもそのものずばり「宇宙のファンク」。 めくるめくビートに流麗なキーボード/シンセサイザーに加えてパワフルなヴォーカルを起用するなど、ひたすらにグルーヴィー&スペイシーなサウンド。 ウェイン・ショーターの2やジョン・コルトレーンの6などメインストリーム系ナンバーの好カヴァーも聴きもの。 70年代の混沌とした時代を体現したファンク・サウンドは、現在聴いても宇宙的で雄大な魅力に溢れている。(オリジナル発売年:1974年)

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ロニー・リストン・スミス / エクスパンションズ(越境)
ジャズ・ファンクのカリスマによる3rdアルバムで大ヒット作。90年代のクラブシーンで人気が再燃した「エクスパンションズ」、「シャドウズ」、「マイ・ラヴ」他全7曲収録。 ヴォーカルに弟のドナルド・スミス、ベースにセシル・マクビーが参加。何と言っても現在でもDJに頻繁にプレイされるタイトル曲1は、超定番で永遠のクラブ・クラシックスとして有名。ファンク・ディスコ・チューンがメインになるが、3のリゾート・ラウンジなトラックも隠れ名曲として人気が高い。 他にも6、7のようなスペイシー&メロウな曲も収録されていて非の打ち所がない最高傑作。(オリジナル発売年:1975年)

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ロニー・リストン・スミス / ヴィジョンズ・オブ・ア・ニュー・ワールド(曙光)
クラブ・シーンのマスター・ピース「チャンス・フォー・ピース」、「ラヴ・ビームズ」、「サマー・ナイツ」他全8曲を収録した75年発表で4枚目(フライング・ダッチマンでは最後)になる意欲作。中でも5曲目は、静謐なムードが歯切れのいいリズムによって彩りを添えられており、そこに流れるロニーのアコースティック・ピアノの美しい響きが印象的。 全体的にはどことなく南国ムードさえ漂い、癒されるサウンドを持ったアルバムといわれる。(オリジナル発売年:1975年)

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ロニー・リストン・スミス / リフレクションズ・オブ・ア・ゴールデン・ドリーム(夢幻)
ソロ作としては5枚目となる、ファンキー&ドリーミーな彼の魅力が100%発揮された76年発表の名作。「ゲット・ダウン・エヴリバディ」「ゴールデン・ドリームズ」「ジャーニー・イントゥ・スペース」他全10曲収録。 エレクトリック・ピアノの名手によるコズミックでスペイシーなサウンドは、ここでも余すところ無く展開されている。(オリジナル発売年:1976年)